生牡蠣

酔いどれ大喜利淑女の日記。

週末まとめ

 

昼下がり、角田光代のエッセイを携え上島珈琲店に行った。

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飲みものはもちろん黒糖ミルク珈琲、カフェインレスのホットをLサイズで。

 

混みあっていてお気に入りの席には座れなかったけれど仕方がない。

いくらコロナだ、緊急事態だと言われても、晴れた休みの日くらいどこかに出かけたいのが人間の性なのだろう。

 

さて、勉強している学生さんの隣に腰をおろし、ゆるゆると読みはじめる。

だんだんノッてきて、気づいたら1時間半くらい経っていた。

いつもそうだがカフェではとてつもなく早く時間が過ぎていく。

それも充実感を伴いながら。

 

読書のあとブログを書くつもりだったが遅くなりそうだったので帰ることにした。

夜は自宅で映画「ベイブ」を観た。

 

翌日は、髪がいわゆるプリン状態になっているのでカラーをしてもらいに美容室へ。

 

担当の美容師さんはサービス精神に富んだいい人だが、どうしても会話が億劫だ。

何かしら話題を提供しようと「今どこか行きたい所ありますか?」など質問を投げかけてくれるのだが、これに真剣に答えようとするとドッと疲れてしまう。

向こうだって本気で興味があって聞いてるわけではないのだから、「京都ですね」とか何とか、言い方は悪いがテキトーに返事すれば良い。

 

ただ私はこの【ふわっとした会話】がどうしても苦手なのだ。

はやく答えなければ、と思えば思うほど言葉が出てこない。

「行きたいところ・・・うーん・・・」と考えているときの申し訳なさといったらもう。

当たり前だが、これは私の人見知りな性格のせいであって美容師さんに非はない。

 

勝手に申し訳なさを感じている間も着々と作業は進み、髪はすっかり生まれ変わった。

プリンは解消され、炭酸シャンプーやらトリートメントやらでサラサラになった。

あの【ふわっとした会話】に耐えた者だけが手に入れられるサラサラだ。

いわば称号だ。

ご機嫌な足取りで電車に乗って帰った。

なんとも単純な人間である。

 

皆さんはどんな週末を過ごしましたか?